カーボンフットプリント(CFP)制度

今日味新深(No.29:2011/05/20)

 カーボンフットプリント(CFP)制度は、経済産業省が進めている試行事業で、商品やサービスの原材料調達から製造、輸送、使用、廃棄、リサイクルに至るまでの温室効果ガス排出量をLCA(Life Cycle Assessment)手法により把握し、CO2排出量に換算して「見える化」を行うものです。

 同製品・サービスの購入者は、このCO2排出量の「見える化」によって、環境負荷低減に向けた正しい情報の入手が可能となります。
一方、製品・サービスの提供側である事業者は、この「見える化」によってLCAのどの段階で環境負荷が高いかを見いだし、効率的に環境負荷を下げる対策を打てるようになります。
また副次的に商品のトレーサビリティの充実の一助となることから、サプライチェーン構築にあたってCO2排出削減の意識を高め易くなることが期待されます。

同制度は2008年7月29日に閣議決定された「低炭素社会づくり行動計画」で示され、現在、温室効果ガスの「見える化」、即ち表示マークの掲示を行った商品は2011年5月現在、290品目を数えています。現在、同制度が試行されていますが、この国際規格であるISO14067の発行が2012年頃とみられ、我が国においても法制化の可能性が高まります。CFP算定の正確性・表示の適切性は難しい面があるため、特に事業者においてはその動向に注視していく必要があります。

当社では、「環境配慮をうたう製品が市場にどの程度投入されているのか、そして今後の環境配慮製品の普及にかかる問題点は何か」との観点から、昨年度、関係業界団体及び中小企業に聞き取りを行って情報整理を行った実績等があります。

低炭素社会の実現は中期的にも重要なテーマであり、当社としても継続的に取り組みを続けていきたい分野と考えております。